よくお客様から聞かれて困るのが
「これ印刷したら大体ナンボ?ほんまアバウトでいいんで教えて!」
という質問。
私も発注者の立場のころは、ザックリ感を知りたくて良くこういう質問をしたのですが、印刷屋の立場に立ってみると非常に回答しづらい質問でございます。
A4何ページとか標準的なサイズで標準的な紙であれば「大体30万円前後」とかまだアバウトにお返事できます。
しかし、パッケージ印刷などの場合、
パッケージ形状デザイン代
校正代=(版代+校正代)×色数
紙の値段=使う紙の品種のkg単価×連量×使用枚数
刷版代=色数×(版の大きさごとの単価+パーツ数)
印刷費=色数×通し枚数×通し単価
表面加工代=表面加工の単価×通し数
打ち抜き木型代=箱の形状により個別見積もり
打ち抜き代=セット代+通し単価×通し枚数
貼り加工代=通し枚数×通し単価
営業経費
の合計がお見積もり金額となります。
紙と一口に言っても良く使う紙だけでも10種類以上ありそれぞれの種類の中でも紙の厚み別に重さが異なってくるのでパッと計算するのは至難の業。
しかも、一枚の紙に同じパーツをいくつつけることが出来るかによって紙の使用量や通し枚数が大きく変わってくるのです。
また、通し単価も1,000枚の時と10,000枚のときでは大きく変わってきます。
でも、お客様にとっては分かりやすさが必要ですよね。ですので見積もり事例をウェブサイトに載せるなどして少しでもイメージをつかんでいただけるようにしております。
5年~10年の経験をつめば過去の実績からアバウトな数字は出せるのでしょうが私はまだまだ修行が必要です。
今ならまだ計算間違いで、安く計算してしまうかもゴメンナサイ、そのようなことが無きよう必死になって見直しています。
パッケージ印刷・一般商業印刷 トキワ印刷"
"