2010/10/22

マッハバンド



新商品の箱、校正刷り時とグラデーションの指定が変わっていたのですが、色味は問題ないので印刷開始すると、ベタ刷りからグラデーションが始まる境目に濃い筋が入ったように印刷されてました。

網点には問題なく、なぜベタ刷りの部分にさらに濃い筋が出るのか分からなかったので調べてみると、
マッハバンドという錯視(目の錯覚)であることが判明。

マッハバンドとは、「均一な刷り色部分の隣に一定の割合でグラデーションかけられた部分があると、ベタ刷り部分とグラデーションの境目に暗い線(または明るい線)が入ったように見えてしまうこと」だそうです。


以下、北岡明佳の錯視のページより転載させていただきました。


D↓の部分に黒い線が見えると思いますが、実際には黒い線とその左のベタ部分の濃さは同じです。


印刷データに問題がなくても、実際に錯視で濃い筋が見えてしまっていてはいけないので、印刷をSTOPし、グラデーションの調整をおこなって再度印刷にトライ。完全に消すことはできませんでしたが言われなければ気づかないレベルにまで持ってゆくことができました。

まだまだ知らないことが多いですな。
パッケージ印刷・商業印刷 トキワ印刷

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