2009/06/17

付加価値というマジック



印刷業界では収益管理に付加価値という概念を使う会社が多いようです。
弊社もそのうちの1社。

付加価値とは、売上から仕入と外注費を引いた金額で、いわば社内に残るお金です。
そこから給与や社会保険料、賃料その他もろもろの経費を支払い、残った金額が会社の利益となるわけです。

個人的には、「付加価値額」の管理は重要だが、「付加価値率」の管理はあまり意味がないと感じています。
付加価値率とは、売上に占める付加価値の割合を示すものですが、率で管理をするとどうしても近視眼的な営業に傾いてしまいます。
例えば、自社ですべての製造が可能なものの場合と、自社では一切加工できないので製品買いする場合を見てみると、当然前者のほうが付加価値率はいい訳です。(製品仕入したものにそんなに乗っけることは出来ませんから、、、)
かといって、後者を営業の対象としなければ、本来稼ぐことが出来るはずの利益を逃してしまうことになりません。
結果としての付加価値率の管理は必要かもしれませんが、本来は付加価値額が達成できるかどうかを議論の中心にすえるべきだと感じています。

堅い話でスイマセン。
パッケージ印刷・商業印刷 トキワ印刷

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