2009/06/30

商秩序の変化



昨日の記事に「商秩序を変えた出版社 苦しむ印刷会社」というのがありました。

印刷はこれまでは、紙の仕入れも含めて印刷屋がコントロールしてきたのが、出版社が紙屋さんと直接交渉してその値段を持って印刷屋に交渉する、という流れになっているとのこと。

弊社は出版関係やっていないのであまりよく分かりませんが、出版社ともなれば使う紙の規格はある程度揃っていてボリュームもあるので紙屋としてもボリュームディスカウント出しやすいんだと思います。

記事ではそれだけでどうして印刷屋が苦境に立たされるのかを書いてませんが、考えられる理由としては

(1)紙支給になると印刷屋の紙仕入れ量が減り、紙価格交渉力に影響する
(2)クライアント様からの入金と紙屋さんへの支払の間にサイトがあり、これまでは資金繰りの原資となってきたのがなくなって運転資金の借入が必要になる
(3)営業費用を仕入全体に対して乗せるのが一般的なので、紙代が減ると営業費も減る

などが考えられます。

「商秩序」という言葉は少し変な気がしますが、商流が変わればそれにキャッチアップしてゆかなければ生き残れないということですね。
パッケージ印刷・商業印刷 トキワ印刷

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